2つ目のポイントは「一緒に働く人の様子がわかる」ことです。
退職理由、特に早期退職理由のさまざまな調査結果で、トップは給与等の条件面ですが、
2位か3位には必ず「人間関係」が入ります。
人間は感情の動物ですので、やはり人間関係の良くない職場で長くは働けないです。
その意味でもこれから自分がどんな人たちと働くのか、
社長や上司や先輩たちはどんな雰囲気の人たちなんだろうか、、と人への関心が高いのも自然なことです。
だからこそ、これらの情報が求人原稿になるべく多い方がいいでしょう。
ですが、テキストベースの求人広告では、情報量に限りがあります。
そこで、ぜひ活用したいのが皆さんの会社のHPです。
大切なのは視覚情報
皆さんの会社の求人原稿を読んで興味、関心を持ったら、求職者は次に必ず会社のHPを見に行きます。
求人原稿にHPのURLは必須です。
そして、その中に採用に特化したページを作り、そこで働く仲間の顔や職場の様子を伝えること、
つまり視覚情報が必要です。
現代人は写真や動画に慣れています。
視覚情報に影響されるのは、当然です。
写真よりも動画ならさらに効果的ですが、まずは写真が多いだけでも大丈夫。
求職者に向けて、職場の雰囲気や仲間の様子、仕事の内容等がわかる視覚情報がポイントになります。
一般的にHPは社外向けであり、ほとんどはお客様向けのものですが、
採用ページだけは対象が違うので、視点を変えて作成しましょう。
整理すると、①まずは求人原稿の内容(文章中心)で興味を持ってもらうこと、
そして、②そのあとHPの採用ページを見て「ここで働きたい」と思い、応募してもらうこと、
この流れを作ることが、採用を成功させるためには必要な時代です。
ですが、まだまだ自社のHPに採用ページがない会社や、あっても視覚情報が少ない会社、
あるいは、仕事内容や建物等ハード的な写真が中心で、働く人たちの様子がよく見えてこない会社も多いです。
皆さんの会社はいかがですか?