応募したくなる求人原稿とは②

2つ目のポイントは「一緒に働く人の様子がわかる」ことです。

退職理由、特に早期退職理由のさまざまな調査結果で、トップは給与等の条件面ですが、

2位か3位には必ず「人間関係」が入ります。

人間は感情の動物ですので、やはり人間関係の良くない職場で長くは働けないです。

その意味でもこれから自分がどんな人たちと働くのか、

社長や上司や先輩たちはどんな雰囲気の人たちなんだろうか、、と人への関心が高いのも自然なことです。

だからこそ、これらの情報が求人原稿になるべく多い方がいいでしょう。

ですが、テキストベースの求人広告では、情報量に限りがあります。

そこで、ぜひ活用したいのが皆さんの会社のHPです。

大切なのは視覚情報

皆さんの会社の求人原稿を読んで興味、関心を持ったら、求職者は次に必ず会社のHPを見に行きます。

求人原稿にHPのURLは必須です。

そして、その中に採用に特化したページを作り、そこで働く仲間の顔や職場の様子を伝えること、

つまり視覚情報が必要です。

現代人は写真や動画に慣れています。

視覚情報に影響されるのは、当然です。

写真よりも動画ならさらに効果的ですが、まずは写真が多いだけでも大丈夫。

求職者に向けて、職場の雰囲気や仲間の様子、仕事の内容等がわかる視覚情報がポイントになります。

一般的にHPは社外向けであり、ほとんどはお客様向けのものですが、

採用ページだけは対象が違うので、視点を変えて作成しましょう。

整理すると、①まずは求人原稿の内容(文章中心)で興味を持ってもらうこと、

そして、②そのあとHPの採用ページを見て「ここで働きたい」と思い、応募してもらうこと、

この流れを作ることが、採用を成功させるためには必要な時代です。

ですが、まだまだ自社のHPに採用ページがない会社や、あっても視覚情報が少ない会社、

あるいは、仕事内容や建物等ハード的な写真が中心で、働く人たちの様子がよく見えてこない会社も多いです。

皆さんの会社はいかがですか?

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